こんにちは
大阪で活動しております、中小企業診断士、経営ストラテジストの大澤です。
2020年、こちらのウェブサイトを公開したばかりで、まだまだ質素な内容となっておりますが、既にinstagramやFacebook等から数件のお引き合いを頂き、反響に驚いております。ありがとうございます。
今回は経営戦略とは何なのか、
また、企業にとって経営戦略が如何に重要であるか、
まずは簡単なご説明とはなりますが、記載しておきたいと思います。ご参考になれば幸いです。
経営戦略とは
経営戦略とは、市場における企業の持続的な競争優位を確立するための基本的な考え方のことです。
理念やVisionと経営戦略は何が違うのか
経営理念、経営ビジョンとは企業経営において指針となる考え方、価値観や概念です。
極端なことを言いますが、企業の目標が達成でき、利益が潤沢で、それが今後も継続するのであれば、設定する必要はないとする考え方もあります。
しかしながら、現実では、
政治・経済・社会・技術といったマクロ環境の変化や
業界変化、市場や競合の変化等、外部環境の変化、
また、経営資源等の内部環境の状況を受け、企業は目標達成や利益確保にむけて対応を迫られます。
その対応策の判断軸になるのが理念やVisionです。
そして、外部環境の変化や内部環境を受けて策定される対応策が経営戦略です。
例えば、
インターネット、スマホの普及により、広告は紙媒体からSNSへ変化し、
決済方法が現金からキャッシュレスへと変化しています。
現在、飲食店、小売店はこういった環境変化への対応をしていますよね。
こんな中、先手を打ち、大きな収益を生んでいる企業もあります。
食べログのカカクコムグループや、LINE等が代表的でしょうか。
いわゆる町の本屋さんは衰退を余儀なくされ、
その一方で、インターネットで本を販売し始めたAMAZONは世界最大の企業です。
今後は5G、IoT等、更に大きく、更に早いスピードでの外部環境変化が予想され、
VUCAの時代等ともいわれています。
Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)の頭文字をつないだ造語。これら四つの要因により、現在の社会経済環境がきわめて予測困難な状況に直面しているという時代認識を表す言葉です。
こんな時代だからこそ、企業の持続的な競争優位を確立するため、経営戦略を考えておく必要があるのです。